こっけのあちらこちらのこと

こっけです。自分の言いたい事を"うまく"伝えるために始めてみました。

最高な君、最高な俺。

久しぶりに会う人と話をすることで、今の自分の存在意義を再認識することがある。"ああ、今日こうして一緒にコーヒーを飲むために、今日まで生き延びて来てよかったな"と、大げさに言うとそんな感じ。

今日5〜6年前の下北沢で対バンしたBasil(今はもう解散してしまった)という札幌のバンドのベーシストだった越智くんと、下北沢でコーヒーを飲んだ。きっかけはツイッター。タイムラインに流れて来たツイートから彼のアカウントにたどり着いた。最初は自信なかったけど、名前に"ファンク"と入っていたので間違いないと思った。フォローしてフォローバック。DMしてLINE交換。お互い興奮してたんだと思う。スムーズに事は進んだ。

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南口に着いて、お互いを認識。スライのFreshを聴いてたイヤホンをむしり取って、抱き合った。アメリカかよって思ったけど、全然恥ずかしくなかった。たぶん向こうもそうだと思う。

ちょっと歩いてランチセットを頼んだ。"トゥデイズパスタ"はツナとマッシュルームのトマトソースだった。俺はカルボナーラを、越智くんは"トゥデイズパスタ"を頼んだ。セットのアイスコーヒーは先にもらった。

2011年の3月、下北沢club251で対バン。2011年9月、うすしお企画で新宿JAMで対バン。2012年4月札幌SOUND CREWで対バン。思い出せる範囲(めっちゃググった)で、それ以来の再会だった。札幌の打ち上げで食べた油そば屋の名前を思い出せてよかった。(米風亭)

"今だから言えるけど、俺初めてうすしお見た時泣きましたもん!"

出た!"今だから言えるけど"のやつ!ずるいやつ!このパターン!だったらその時言えよ!と思うけど、大体いつも言われて嬉しいやつ!

当時21歳とか22歳とかそのくらいの時に見たBasilとなかにしりくトリオ(Basilがバックバンドのなかにしりく君のバンド)は本当にセンセーショナルだった。同世代のバンドでこんなに上手くて音楽的に豊かでかっこいいバンドいるのかよ!悔しいけど嬉しい!そんな感じだった。

お互いにそうやって感じ合えてたのはとても嬉しかった。それがこうして改めて、下北沢で、共有出来たのも、嬉しかった。

昔の話も大概に、今のお互いの音楽の話をしたり、札幌には帰ってる?とか、こないだ俺札幌行ったなーとか、東京には慣れないっすとか、やっぱ歌は言葉だよなーとか。色々話した。

こっけんろーるの解散後のことは、このブログでは何も触れてなかったけど、1人でやるってのはやっぱり大変で。その分やりがいがあるし楽しいけど。でもその大変さってのは、それぞれがちゃんと乗り越えていかなきゃいけないもんだし、音楽を色んな人と一緒にやるには、1人で自分の音楽に向き合うことは欠かせないことなんだなーと。2人で話して、出て来た結論。頑張ろうぜ、という極論。

冒頭でも書いた、自分の存在意義の確認。それって久しぶりに会う人との話に限らず、日々、周りにいる人達との関わりの中で、できることなんだな。毎日顔合わせる人や場所。それらを必要としている時、向こう側から見ても、必要な自分なんだ。というか、そうあって欲しい。そして最高であって欲しい。最高なあなたでいてもらうために、最高な俺でなくてはいけない。そして最高な俺であるために、あなたも最高であってくれ。そういうことだった。

 

越智君を下北沢の駅まで送って"今度は家に遊びに行くね。たくさん音楽を聴こう。"と約束した。改札に入る背中を見送りながら、有意義な時間だったなってのと、俺も"トゥデイズパスタ"にすれば良かったなと、思った。

 

春ですね。