こっけのあちらこちらのこと

こっけです。自分の言いたい事を"うまく"伝えるために始めてみました。

夕方には、ここを出て。

青森県八戸市階上町。雪は降っていないが、夜はとても冷える。昨日の昼に吉祥寺で電話を受けた時の俺の服装では到底堪え難い寒さである。着の身着のままとはこのことか〜と思いながら井の頭線には乗り換えずそのまま中央線で東京へ。往復割引が効くと聞いて乗車券のみ往復で新幹線のチケットを購入。大好きなべちゃべちゃのケチャップライスと冷え冷えの唐揚げのチキン弁当¥900で腹を満たす。心はふわついていた。

 

母方のじいちゃんが倒れた。着いてすぐ病院に向かったけど20分くらいしか会えなかった。じいちゃんはずっと寝てたけど。"孫の中で一番フットワークの軽い孫が来たよ〜"と声かけといた。

急なことで、母親が行けないってことで、俺に白羽の矢が立った。仕事など諸々都合つけてもらって助かりました。いつもフットワーク軽くさせてもらってます。

 

病院の面会システムの都合上、ずっと病院にはいられないということで、待機時間が多い。この山奥の家(Wi-Fi完備)から病院までは車で20分くらい。じいちゃんはドクターヘリで運ばれたらしい。かっけえぜ。忙しいトーキョーでの暮らしが、別の俺が過ごしているパラレルワールドかってくらい、時間がスローだ。朝飯食ったと思ったら、もう昼飯の話してるし。ばあちゃんは寒いのにドアの扉閉めないし、おばさんはカメムシをひどく嫌うし、おじさんは伊集院光のラジオの話するし、いつも通り、愉快だ。母親も今朝、合流した。家族だ。

 

じいちゃんは三味線弾いたり、歌を歌ったりする、親族の中では一番ミュージカルな人だ。少なくともその血が俺に流れているのだろうな、なんて。2014年だったかな。八戸ROXXでバンドでライブした時、来て欲しかったな〜ばあちゃんは来てくれたんだけど、最前で椅子に座って見てくれた。じいちゃんにも見て欲しかったな〜俺の歌ってるところ。耳遠くても聞こえるくらい声大きいからな、俺は、そこらへんは任せとけよ。

 

昨日の朝倒れてから未だに意識は戻ってない。これから午後の面会の後に、みんなで色々決めるって。色々って、まあ色々か。

 

16年前の俺はめちゃチビだし、16年たっても俺は孫だし子供のままだ。

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