起きたら友達がガンになっていた
正確に言うと、今日、ガンになったと聞いた。前から前兆はあったそうだ。まさか、とは思っていたけど、予想が当たってしまった。
地元広島に戻っての療養生活を余儀なくされたということ。戻った先の大雨のもたらした被害は大丈夫なのだろうか。
俺に何が出来るのだろうか。こんな俺には何も出来ることなんかなく、ただ頑張れと、遠くで祈ることしかできない、なんてのはアレだ、都合のいいやつだ。俺に出来ることなんて、いくらでもあるはず。いくらでもできる。それが今、出来ないのは、俺が俺で手一杯だからだ。だっせえな、と思うが、事実そうだぜ、俺よ。
言い訳を並べて、身から出た錆で濁った酒をゴクゴク飲んで、自分に酔ってゲロ吐いて。みじめでバカバカしい。無力。
自分に余裕がある時なんて、そりゃ誰にだって優しく出来る。逆の立場で考えたら、余裕がない時にほど、優しくされたい。そばにいたい。そういうもんじゃないか。自分に余裕がない時にほど、誰かに優しくやりなさい、ぐっとこらえなさい、悲しみを笑い飛ばしてあげなさい、俺よ。
大丈夫、お昼に作ったご飯は美味しかったし、始発電車は遅れて来たけど、SEVENTEEN AGAiNがかっこよく、イヤホンの中で歌っているよ。頑張ろうぜ、みんな。